相談する相手

何かを相談したい。
そんな時、その人は試されている。

「相談する」という行為は、自分で自分にかけるソリューションの提案なので、その仕方いかんではその人の能力や将来性が良く分かるのだ。

まずは、相談したい内容について整理する。本当に自分でどうしようもない案件なのか、自分の中で答えは決まっていてあと数センチの後押しが欲しいだけなのか。

後者の場合は比較的イージーで、誰かGOサインのハンコを押してくれる人、信頼している人に頼めばいい。むしろ、頼まれる方が安易に請けることに用心した方がいい。後押しがなければ出来ない人の面倒をみるのはさぞかし手が焼けることであろう。

前者の場合が、試されるケースだ。
相談したい内容(現状の把握)をしっかりとして、それに沿って適した相手を人脈の中から選定しなければならない。もし、人脈の中に適任がいなければ、その開拓もしなくてはいけない。

原則的には、その人は相談することによって前に進みたかったり、改善したいというベクトルにあるはずで、失敗したいという動機はないはずだ。それを叶えるには、内観する力と相手を見極める力が必要だ。

相談相手は「お友達」に多いことは、当然だろう。「お友達」は「人脈」と同位でありモヤッとした表現だ。いつリストに追加されたのかに注意は必要だが、相談する相手はいつも「お友達」の中にいる。

遠くの親戚より近くの隣人。

人生で大事なのは、多様な友人を出来るだけ多く作ることと、それぞれの友人とどんな話をしたらいいのか、判断する力なのかもしれない。

これが足らない人が側にいると、運気が下がるので要注意だ。

0コメント

  • 1000 / 1000